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Posted by みやchan運営事務局 at

2011年06月29日

「福」に憑かれた男




「福」に憑かれた男…先日、みやざき中央新聞の20周年で講演された喜多川泰さんの本のタイトル。私も「福」に憑かれてみたい…なんて(笑)。

喜多川泰さんの本のタイトルは何か惹かれます。「手紙屋」とか「賢者の書」とか。分類としては自己啓発の分類になるそうなんですが、物語としてすっと読めるし、それでいて心に響くんです。この「福」に憑かれた男も一晩で一気に読んで、さらに2回目をじっくり読んでます。

小さな本屋を父親から継いだ主人公が、上手くいかない商売にやる気を失っていた時に、初老の客との出会いによって、自分の使命を見出す物語なんですが、それを新米福の神の目線で綴ってあります。はっとする言葉や、ジーンとくる言葉があちこちに散らばって、気持ちよく一気に読みました。

福の神が憑く事ができる条件とは
「人知れずいい事を繰り返し、その量が一定値を超えた人」
「他人の成功を心から応援、祝福し、その量が一定値を超えた人」
「すべての人を愛することができる人」
そして、福の神はその人が成長する為に提供するのは素敵な出会いのみ。

だから、一見 大変な状況に見える事もその人の大きな成長や成功の為に起こってきます。そこに大きな学びがある訳です。

そして、ほとんどの人がなりたい自分像に「優しい人になりたい」と考えますが、福の神は「優しい人になる為の経験を与えてくれる人との出会い」を用意してくれます。

優しくされる事。
心から愛する人を持つ事。
自分が心から愛される事。
それ以外に、これらとは逆の事も必要になります。冷たくされる。人から無視される。人から嫌われる。…そういった辛い体験が、人の気持ちが分かる人間になる為に必要なんです。

そして、もう一つ、幸せになる人が持つ理想には「強い人になりたい」。辛い体験を乗り越えた時に人は強くなるものなんですね。かくいう私も、人の言葉に気持ちが不安定になる事があった時…「強い自分になりたい!何ものにも揺るがない自分を持ちたい」と思ってました。私の成長の為に、必要な出会いだったという事が分かると、どんな人でも、どんな出来事にも「有難い!」と思えてくるから不思議です。

私達は幸せになる為に生まれてきたんですものね。今が完成形じゃなく、成長の途上にあるんですよね。だから、今が例えどんなきつい状況でも、そこから学ぶ事で、飛躍的な成長を遂げるのが人間らしいですよ。人間って素晴らしいですねぇ
  


Posted by ナチュラルグリーン at 22:51Comments(0)お勧め本