2016年02月16日

初女さんを思い出す


先週末は、久しぶりに実家に帰り、娘に戻って、ぐうたらしてきちゃいました。茶碗洗いや、掃除しようとすると…「帰ってきた時くらい、のんびりしておきなさい。」って。今年 80歳になった母が言うのを聞いて、素直に嬉しい。母の年齢で、元気でいる事、その上に、50歳を越えた娘を甘えさせてくれるとは‼️

数年前から、老人くらぶのお世話係りをたまわり、保健所や市役所の方へ頻繁に打ち合わせの為、出掛けたり、手仕事を皆さんに教えたりで、生き生きしてるんです。そして、何より嬉しいのが…「皆さんに助けられて、こういうことができる。有難いよね。」って、口ぐせのように言ってる事。父を早くに亡くし、女手ひとつで、娘4人を育てた母は、私達には言えない苦労や思いがあったはず。それが、人生の終わりに向かう中で、周囲の方への感謝の言葉が出てくるって、本当凄いなぁ。

そして、昨日…図書館で目にしたのは 「訃報 書籍」の中に 佐藤初女さんがあり、我が目を疑いました。見ると、今年の2月1日、94歳。涙目になりながら、思い出したのは、数年前にジールさんであった「初女さんのおむすびのワークショップ」。年齢的にも、宮崎に来られるのは最後かな?と思いながら、急いで申し込みましたが、かなりの人気だったようです。映画 地球交響曲で、知った初女さんのおむすびの力は、ワークショップに出て、納得。

こんなにも、食べる人のことを思い、丁寧に丁寧に握った おむすびを初めて 食べた時、美味しさが違うのを感じたんです。食べ物の力を感じた初めての体験。そして、終了後に、初女さんにひと言 お礼が言いたくて、目の前に立った時(すぐにひざまづきました。そうせずにはいられなかったんです。) 「ありがとうございました。」と、涙がとめどなく流れ、自分でもびっくりした記憶が蘇りました。言葉にすると…静ひつな強さ、優しさが伝わり、まるで浄化されたような。

きっと、沢山の涙や苦しみ、葛藤を経て、あの場所にいらした初女さんになられたんだと、思います。ほんの少しでも、近ずけたら…。合掌。


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Posted by ナチュラルグリーン at 23:18│Comments(0)大切な食のこと
 
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